2022年2月18日に発売されたホライゾンフォビドゥンウエスト(フォービドゥンウェスト)をクリアしたのでレビューしていきたいと思います。あくまでも個人的な意見となりますので、参考程度に読んでみてくださいね!
目次
ホライゾンシリーズ、5年ぶりの続編
2022年2月18日にホライゾンゼロドーンの二作目となるHorizon Forbidden West(ホライゾンフォビドゥンウエスト)が発売されました。
前作が2017年2月に発売だったので、丸5年経っての新作だけに期待しているという方も多いのではないでしょうか。
筆者自身も続編を心待ちにしていた作品だったので、発売当日からプレイを開始しました。

タイトル「Forbidden West」の意味とは?
今回のタイトルとなっている【Forbidden West(フォビドゥンウェスト)】。
聞きなれない英単語なだけに、意味が気になっている方も多いかと思います。
【Forbidden West(フォビドゥンウェスト)】とは、【禁じられた西部】という意味なのだそうです。

【重要】ホライゾン2を遊ぶ際の注意点
今作は、ガッツリ前作からのストーリーを引っ張っています。
ストーリーのベースが前作のホライゾンゼロドーンとなっているので、未プレイの方には分からない話や人、単語などが多く飛び交ってしまうので置いてけぼりをくらってしまう可能性があります。
ホライゾン2を楽しみたいのであれば、前作(ホライゾンゼロドーン)を遊んでから今作をプレイする、もしくはストーリーだけをまとめたようなYouTubeなどで話を振り返ってから今作を遊ぶなどの対策が必要です。
ホライゾン2で追加されたこと
ホライゾン2では、前作に比べて改善されていた事がいくつかありました。
その中でも特に良かった点が・・・
- 崖で手をかけられる場所(登れる場所)が分かりやすく改善された
- 滑空が可能になった
- ワイヤーアクションが可能になった
といった点でしょうか。
フォーカスという機能を使用する事で、登れる場所や、足場に出来る場所、採取可能な素材などが一目瞭然です。
フォーカス自体は前作でも実装されていましたが、今作では更に便利に使いやすくなっていました。
ホライゾン2の良かった点・気になった点
ここからは、ホライゾン2の良かった点や気になった点などをご紹介していきたいと思います。
良かった点
まずは、ホライゾン2をプレイしてみて良かったと思えた点からご紹介していきたいと思います。
PS4でもめちゃくちゃ綺麗な画質!
ホライゾンの1作目であるゼロドーンも同じことが言えるのですが・・・とにかくグラフィックの綺麗さが圧倒的です。
今作は、PS4版とPS5版の2種類のソフトが発売されています。
筆者は未だPS5を入手できていないので、今作もPS4でプレイしたのですが・・・「PS4で良くない?」と思っちゃうほどグラフィックが圧倒的に綺麗で様々な景色に感動させられました。

とにかく戦闘の爽快感が半端ない
個人的に一番良かった(楽しめた)点は、敵である機械獣を狙撃して、パーツ(部位)を切り離した瞬間の気持ちよさ!すっごい爽快感が味わえます!
コントローラーに内蔵されたスピーカーからも、弓がしなる音や、パーツを切り離した際などに音が鳴るので、臨場感もあってかなり良かったです。

自分に合った戦術を強化する楽しさ
ホライゾンでは、【近距離】【遠距離】【隠密】スタイルを使い分けながら戦っていく事となります。
武器には、近距離向きや遠距離用、罠などがあり、それをボタンで切り替えて戦っていきます。
なお、レベルアップ時やクエスト達成時にはスキルポイントが貰え、スキルツリーを強化していく事が出来ます。
スキルツリーでは、近距離攻撃や遠距離攻撃、隠密スキルなどを強化する事が出来るので、自分好みの戦闘スタイルを強化していく事が出来るのが良かったです。

筆者はゴーストオブツシマのようなコソコソと闘う戦術が好きなので、隠密を強化して終始コソコソと闘っていましたw
謎解き要素も豊富
マップ上には古の遺跡と呼ばれる朽ちた昔の建造物があり、その建物は少し頭をひねらないとクリア出来ないようなギミックが多くあります。
ギミックの中には序盤ではクリアできないようなものも多いです。
ストーリーが進むにつれて、アーロイ自身が解決する方法を習得していくので、クリア出来ない遺跡に関しては中盤に入ってから回ってみるのがいいでしょう。
コントローラー内蔵のスピーカーが良い仕事してた
ホライゾン2では、とにかくコントローラーが良い仕事をします。
臨場感を出すために様々な効果音がコントローラーから鳴ったり、状況に合わせてコントローラーが振動したりするので没入感が半端ないです。

装備のアップグレード素材までの道案内機能
防具や武器、収納ポーチなどのアップグレードに必要な素材で足りていない物に関しては、クエストに設定してマーキング機能で行き先(狩場)へ案内してくれる機能がとても便利でした。
通常だと、足りないパーツがある場合は攻略サイトなどで狩場の確認などをしなければいけないのですが、全てクエストとして設定する事が出来るので本当に良かったです。
あふれた素材も無駄にならないシステム
マップ探索中、素材を集めながら歩いていると、鞄の容量には収まりきれない事が良くあります。
ゲームによって対応は様々ですが、上限まで素材を集めてしまうと、せっかく拾っても捨てる事になってしまったり、別の素材やお金に変わって返還されることが良くありますよね。
ホライゾン2は、たとえ鞄の容量がいっぱいになってしまっても、自動的に拠点にある収納箱へ転送される仕組みになっているので、積極的に素材を収集して歩いていれば【素材が足りない】なんて事は起こりません。

フォト機能が神
群を抜いて良かったことの一つとして、フォト機能が挙げられます。
美麗なグラフィックのオープンワールドとなれば、フォト機能は間違いなく使っちゃいますよね!
ホライゾン2のフォト機能は、天気や時間など様々な調整が可能な他、アーロイのポーズや表情を変えたりすることも可能です。
更に、360度どんな角度からでも撮影が可能なので、スクショ好きには本当にたまりません!(ストーリー中などは角度変更不可)

気になった点
ホライゾン2をプレイしてみて、個人的に気になった点をお話していきたいと思います。
個人的な意見になるので全ての方に当てはまるとは思いませんが、「こんな意見もあるんだなー」くらいの軽い感じで参考にしていただけると幸いです。
操作を覚えるのが大変(人によるかも…)
基本的には弓や槍を主に使って戦闘を行うことになります。
槍は基本的に、R1ボタンとR2ボタンのみを使います。
R1ボタンとR2ボタンの単発押しや長押しなどを使い分けて攻撃するので、序盤は【槍攻撃=単純動作】だと思っていたのですが・・・訓練所を訪れるとイメージが一変します。
マップ上にある全5か所の訓練所へ立ち寄る事で槍の立ち回り方などを教えてもらう事が出来ます。
- チェーンスクレイプ
- 熱砂の槍
- 巨壁
- とげの沼沢
- 不死王
立ち回り方の種類があまりに多いので少し日が空くと技を忘れちゃうというか・・・w
槍で攻撃し、敵を蹴って飛び上がってから弓で狙い撃つ・・・など一連の流れをコマンド入力のような感じで覚えなければいけないので個人的には大変でしたw
好きな人は好き、苦手な人は苦手・・・・と、意見が真っ二つに分かれるかと思います。

すぐには機械をオーバーライド出来ない
ホライゾンの楽しみの一つとして、機械獣をオーバーライド(乗り物化)して、機械に乗ってオープンワールドの世界を駆け回るという事が挙げられますよね。
そのオーバーライドですが、すぐに出来るという訳ではなく・・・機械獣によっては乗れるようになるまでに時間がかかるものもありました。
大まかな流れとしてはマップ上にある機械炉を巡り、オーバーライドの対象を徐々に増やしていくという流れになります。機械炉は以下の6か所です。
- ■機械炉TAU
- ■機械炉GEMINI
- 機械炉MU
- 機械炉IOTA
- 機械炉KAPPA
- 機械炉CHI
■マークの2か所に関しては、ストーリーの流れで行くことになります。
また、機械獣によっては機械炉へ行った後に、さらにパーツを集めないとオーバーライド出来ない種類もあり、乗りたい機械に乗るまでにかなりの時間が必要になるものもいます。
乗れる機械を少しずつ増やしていくワクワク感というのもホライゾンの楽しみの一つと言えば…そうなのでしょうが、1つのゲームにあまり時間をかけられない方(忙しい方)にとっては、スルーの対象となりそうです。

前作の振り返りがあれば良かった
上でもお話したのですが、今作はガッツリ前作の続編となっており、前作(ホライゾンゼロドーン)を未プレイの方は、序盤は話がよく分からず置いてけぼりをくらう可能性が高いです。
前作の発売から5年も経過している事もあり、筆者自身もその間に多くのゲームをプレイしていた為、正直な話…ゼロドーンの内容をきれいさっぱり忘れてしまっていました。
今作のプレイ開始時に、筆者のように前作の内容を忘れてしまっている人や、未プレイの方に話の内容が理解できるよう【あらすじ】的なものが用意されていれば良かったのですが、それが無かったために・・・筆者自身も未プレイの人と同じように「誰?」「そんな事あったっけ?」状態に陥ってしまい・・・序盤は話が全く入ってきませんでした。。

ストーリーが若干弱め
今作のストーリーの3分の1程度は前作の話を引きずっているような内容なのですが、中盤頃からようやくホライゾン2の内容の核心に迫っていきます。
途中大きな展開はありましたが・・・それも若干弱めというか。。
最後までストーリーを見させていただいたのですが、個人的にはあまり心が動かず、ボルテージが上がらないまま終わってしまったのが楽しみに待っていた作品だっただけにかなり残念でした。

内容をきれいさっぱり忘れてしまった頃に続編が発売されるのかもしれませんね。。
画面酔いしやすい人は遺跡系に注意
筆者の相方であるタケノコ氏は、とにかく画面酔いしやすいタイプです。
そんなタケノコ氏が、とにかく辛そうにしていたのがダンジョン(遺跡系)です。
ダンジョン(遺跡系)は、1か所の所要時間は30~60分程度。(クリア速度は人によると思います)
薄暗く狭いところが多く、足場やギミックを探して画面をクルクルと動かすので、とても画面酔いしやすい状況なのだそうです。
ダンジョン以外のフィールドは、広くて明るいのであまり酔う事はなかったようなので、画面酔いしやすい方はダンジョン(遺跡・機械炉系)は休憩をはさみながらプレイしてみてくださいね!
クリアまでの所要時間やレベルの上限について
筆者は、メインストーリーだけでなくサブクエストや、敵の集落を陥落させるなど・・・
満遍なく遊んだのでクリアまでに約150時間時間かかってしまいましたが、メインストーリーだけ進めると15時間~20時間程度といった感じです。
ちなみに、ホライゾン2のレベル上限は50となっています。(もしかしたらアップデートでレベルの上限が引き上げられる可能性もあります)
ホライゾン2は、どんな人に向いている?
ホライゾン2は以下のような方にお勧めしたい作品となっています。
- ホライゾンシリーズのファン
- 綺麗な景色のオープンワールドゲームが好き
- 狩りが好き
- 機械と自然が融合した近未来的な世界観が好き
- ギミックを解除するような謎解きが好き
- コソコソと隠れながらの戦闘が好き
とは言っても、前作のストーリーを分かっていないと楽しさが半減する作品なので、ぜひ前作(ゼロドーン)のストーリーを振り返ってからプレイしてみてくださいね!
【ネタバレ】重要な選択肢について
メインストーリー終盤に差し掛かる頃、メインクエスト「テンの翼」というクエストで重要な選択肢が一つ出てくるのでご紹介しておきます。
レガーラという逆賊とアーロイが対決し、レガーラの処分をプレイヤー自身が決める場面が発生します。
そこでの選択肢ですが・・・
- 拳マーク:長弓(レガーラの怒り)を入手
- ハートマーク:防具(テナークスの勇士)を入手
- 脳マーク:改めて拳かハートのどちらかを選択させられる
と、選択肢によって得られるものが変わるので、欲しい物を選択するようにしましょう。
【まとめ】前作ストーリーを知らないと微妙かも…
近未来的な世界の美麗オープンワールド探索はやはりワクワクしますし、機械獣との戦闘や敵(人間)との戦いも、爽快感があり「これぞホライゾン」といった作品でした。
ただ、前作(ゼロドーン)が発売された頃は、美麗なグラフィックのオープンワールドで自由に動き回る事が出来るゲームは今よりも珍しく…かなり魅力的だったのですが、5年も経過してしまうと自由度の高いオープンワールドゲームに慣れてしまっている人も多く、その他で群を抜いて面白い要素がないと・・・やはり「薄味になってしまう」印象でした。
また、前作とストーリーの繋がりがありながら、振り返る(あらすじを見せる)事をしなかった為に、人によっては序盤がかなりつまらなく感じるのではないかと感じました。
とはいえ、オープンワールドゲームをあまりプレイした事がない方にとっては、凄く自由度が高く魅力的なゲームなのは間違いないので、気になっている方にはぜひ一度プレイしてみていただきたいです。

筆者自身、5年の間に【ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド】や、【原神】、【ゴースト・オブ・ツシマ】など…多くのオープンワールドゲームに触れてしまった為、今作にあまり新鮮さを感じられませんでした。
とはいえ、戦闘や探索、ダンジョンなど楽しめる要素も多くあったので気になっているのならプレイしてみた方がいいかと思います。